NEW学生時代に痛めた手首の痛みが続く
症状
左手首の後面に違和感が出るとの訴えである。高校時代、野球部の試合前に有鉤骨骨折の疑いがあったが、試合前であったため痛みを堪えながら固定などをせずに過ごした経緯がある。その後、左手首に体重を乗せた際や尺屈した際に違和感が出るようになった。仕事中に紙を数える動作など、日常のふとした場面で痛みが出ることがあり、常に手首を気にしながら過ごしている状態であった。医療機関での診断や検査、投薬、リハビリは受けていないとのことであった。そのほか、特に気になる症状や違和感はないとのことであった
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来院者
男性
20 代
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期間
2026年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時、左手首に体重をかける動作と尺屈する動作を確認したところ、いずれも痛みが出現し、尺屈の際には引っかかりも認められた。背中のツボに鍼をした。初回施術後、尺屈時の痛みと動きに変化がみられ、体重を乗せる動作時の痛みも半減したとの報告があった。複数回の施術を行い、2回目以降は胸椎の可動性を出す方針で施術を行った。その結果、可動域はほぼ問題のない状態となり、痛みが気になる回数もかなり減少したとのことであった。大きな変化がみられるまでに要した施術は1回であり、現在までに合計2回の施術を行っている。
使用したツボ
まとめ
左手首の違和感に対し、局所だけでなく背中のツボを用いた施術を行ったことで、尺屈時の痛みや動きに変化がみられた症例である。2回目以降は胸椎の可動性に着目して施術を行ったところ、手首の可動域や痛みの頻度にも良い変化が報告されており、手首の症状に対して体幹側からのアプローチが有用であった可能性が示唆される。今回は施術回数が少なく経過も短期間であったため、今後も症状の推移を確認しながら経過をみていくことが望ましいと考えられる。







