NEW夜中に何度も目覚める頻尿症状
症状
主訴は夜間頻尿である。少し前から始まり、きっかけとなる状況は特定できないが、夜中に4〜5回トイレで目が覚めるようになった。トイレに行くと一旦は落ち着くものの、時間が経つと再び尿意を感じて目が覚めてしまうという経過を繰り返していた。症状の程度に明らかな変動はないとのことであった。睡眠の質の低下や日中の眠気といった影響がみられていた。医療機関の受診歴はなく、既往として心臓疾患の持病があるとのことであった。ほかに関係するか分からない症状や違和感は特にないとのことであった
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年8月 ~ 2026年9月
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頻度
月3回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時、症状に関する自覚的な訴えは特になかったが、腹部を確認したところ左下腹部に著明な反応がみられた。施術では大腿内側のツボに鍼を行った。初回の施術後、下腹部の緊張が緩み、当日は一度もトイレに行かずに過ごせたとの報告があった。翌日以降も夜間のトイレの回数は1回程度にとどまっていた。経過が良好であったため、2回目も同様のアプローチで施術を行い、2回の施術で一区切りとなった。
使用したツボ
機能スコア
まとめ
腹部に自覚的な訴えが乏しい場合でも、触診によって左下腹部に著明な反応が確認されたことが、施術方針を立てる上で重要な手がかりになったと考えられる。大腿内側のツボへの鍼により下腹部の緊張が緩んだことと、夜間の排尿回数の減少との間には、関連がうかがえる経過であった。短期間かつ少ない施術回数で変化がみられた症例であり、腹部所見を丁寧に確認することの重要性を示す一例と考えられる。今後も夜間頻尿の再燃や変化について経過を見ていくことが望ましいと考えられる。



