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症例の鍼灸院:宮島治療室

NEW好酸球性副鼻腔炎による嗅覚障害

   

NEW好酸球性副鼻腔炎による嗅覚障害

症状

鍼灸の症例「好酸球性副鼻腔炎による嗅覚障害」(竹ノ塚 舎人公園/足立区)

50代女性が、5ヶ月前に好酸球性副鼻腔炎の疑いと診断され、嗅覚障害を主訴として来院した。発症の原因は不明であるが、医療機関での検査により診断を受けた。鼻腔自体は通っているものの、右鼻では全く匂いを感じることができず、左鼻でわずかに匂いを感じる程度であった。症状の日内変動は特になく、常に嗅覚が低下している状態が続いていた。この嗅覚障害により、食事の際に味や香りを十分に感じることができず、日常生活に支障をきたしていた。医療機関では手術という選択肢も提示されたが、手術を避けたいという希望から鍼灸治療を選択した。初診時の触診では、胸椎4番・5番・6番の棘間に圧痛が認められ、肩甲骨周囲や頸部には鼻炎や花粉症の際に見られるような反応が確認された。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2025年12月 ~ 2025年1月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    5回

施術と経過

初回施術では、胸椎4番・5番・6番の棘間の圧痛に対して処置をし、肩甲骨内縁のコリと頸部の緊張緩和を目的とした施術を行った。初回施術後、約1週間は嗅覚が改善したが、年末年始の暴飲暴食後に再び嗅覚が低下した。2回目以降も同様の方針で、胸椎棘間の圧痛、肩甲骨周囲および頸部の緊張を緩和する施術を継続した。2回目と3回目の施術後は、施術直後に嗅覚が回復したものの、その効果は1日程度しか持続しなかった。この経過を踏まえ、4回目以降の施術では、従来の施術部位に加えて肋間の緊張も緩和する施術を追加した。この方針変更により、4回目と5回目の施術後から症状が安定して改善し始めた。計5回の施術を経て、嗅覚は大幅に改善した。施術期間中、症例者は食生活に気を配り、毎日飲んでいた飲酒の頻度を減らすなど、生活習慣の改善にも取り組んでいた。

使用したツボ

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まとめ

好酸球性副鼻腔炎の疑いによる嗅覚障害に対して、胸椎棘間、肩甲骨周囲への鍼施術を中心とした治療を行った。初回施術後に一時的な改善が見られたものの、生活習慣の乱れにより症状が再燃した。2回目・3回目の施術では効果の持続時間が短かったため、4回目以降は肋間の緊張緩和を加えた施術に変更した。この方針変更と、症例者自身による食生活の改善や飲酒制限などの生活習慣の見直しが相まって、4回目以降から症状が安定的に改善し始めた。計5回の施術により嗅覚は大幅に改善し、手術を回避しながら症状の改善を達成できた。本症例は、鍼灸治療と生活習慣の改善を組み合わせることで、好酸球性副鼻腔炎に伴う嗅覚障害の改善が期待できることを示している。

担当スタッフ

宮島 広介

症例の鍼灸院:宮島治療室

症例の鍼灸院

  • 宮島治療室

  • 電話番号

    090-7944-4327

  • 最寄り駅・地域エリア

    竹ノ塚 舎人公園/足立区

  • 定休日

    日曜, 祝祭日

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