同じ姿勢でいられない、お尻〜足にかけての痺れ痛み
症状
成人してから数年おきに寝たきりになる程、腰〜足にかけて痛みが出る。
半年程で緩和するが、高頻度でぎっくり腰を繰り返している。
半年前に整形外科のMRI検査で「椎間板ヘルニア」と診断。
騙し騙しでいつもなら緩和する時期だが痛みが続き、日常に支障をきたしていたところ、行きつけの美容師さんに当院を紹介してもらい来院。
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来院者
女性
41 歳
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期間
2018年7月 ~ 2018年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
8回
施術と経過
頻尿や過呼吸症状も併発しており、神経痛以外にも不調の連続だった。
椅子に数分座る、腰を前に倒す動きで特に強い痛みが誘発されていたので、動きと内臓調整両方向からのアプローチを試みた。
左半身の力を伝える感覚を取り戻す目的で、ふくらはぎのツボに鍼をおこなう。
全身の緊張とお腹を柔らかくする目的で、手足のツボを使い仕上げた。
当日お腹をくだして痛かったが、その後寝つきが良くなった。
4診目、生理痛が劇的にマシだった。
腰を動かせる範囲が広がってきたので、神経痛に対するアプローチの割合を増やす。
5診目、「身体が楽になっている」感覚を得られる。
6診目、初回から痛みが8割減。
8診目、痛み・痺れがなくなり、違和感だけが残る。
日常に支障がなくなったので、ご卒業頂く。
データ
使用したツボ
まとめ
坐骨神経痛に対する最初のアプローチは、腰、骨盤周囲の動きの改善が主となる。
神経は筋肉よりも回復スピードが劣るので、神経が圧迫される時間を減らしていかないことには痛みから逃れられない。
そのためには周囲の筋肉や関節が動けることが条件となり、下地が整うことで、神経痛に対する直接的なアプローチが的確に作用した症例である。
担当スタッフ
紅露 啓太郎