首肩が凝って常に目、こめかみ等がツライ頭痛
症状
去年のGWから肩こりを感じるようになり、11月ぐらいから頭が痛くなり、病院にも受診しMRIなどの検査は異常は見当たらなかった。肩こりもひどくマエケン体操を一生懸命やっていたら右の肩に違和感を覚え、余計痛くなった。肩甲骨が外に外に引っ張られるような感覚がある。肘の辺りかしびれる本人でマッサージをしてみたり、鍼や整体に行ってみたがあまり改善はみられなかった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初回 頭痛の場所を詳しくお聞きすると両側のこめかみ、耳の裏、目の周りが常に痛い。首肩こりも常に気になり、四六時中触ったり、マッサージをしている状態。仕事柄一日中パソコンをしている。夜中家族の人に「歯が壊れそうだからやめて」と起こされるぐらい歯ぎしりをしている。首の動きを確認すると上に向く(後屈)、横に倒す(側屈)で痛みと突っ張り、肘の辺りにシビレが出る。
まず、首を緩めるために手、足のツボに鍼をした。次いでうつ伏せでももの裏、お尻、膝のツボを使った。
首の動きを確認するとだいぶ痛み等は減っている。頭痛の程度は眉間の辺り、こめかみの痛みが10→4~3ぐらいになった。視界はクリアになり、目が開けやすくなった。
二回目 4日後 頭痛の感じが明らかに変わり、10→3ぐらいになっている。肩こり
首こりも楽になり、目の疲れはまだあるが、頭痛を気にする時間がかなり減ってきた。
肩の痛み、肘のシビレも軽くなった。
前回とほほ同様の施術に加え、お尻、手のツボに鍼をした。
頭痛の感じは今なくなり、目が冴えるようになった。
三回目 1週間後 少し頭痛が出る事もあるが10→2~1ぐらいになった。あれだけ触っていた首肩も触らなくなり、歯ぎしりもあまりしなくなった。時に首肩こりは感じるがそこまで気にしなくてもいいぐらいになってきた。同様の施術を行った。
普段の生活に支障もなくなり、調子がいいため少し様子を見るということなり、何かあれば連絡下さいと伝え一応卒業になった。
使用したツボ
まとめ
今回の頭痛の原因は首肩こりの影響が大きく、その肩こりの原因としてももの裏の緊張が深く関係していたのではないと考えた。なぜなら一日中パソコンに座って仕事をしている為常にももの裏に体重がかかり圧迫せれているからである。下半身の緊張が上半身の過緊張の原因になることはとても多い。ももの緊張が緩むと肩こりも楽になった。肩ばかりに施術をしても一時的にはよくなるかもしれないが、長続きがしないのではと思う。日常生活でどのような行動をしているかも施術の重要なヒントになる。