3分歩くと出現する痛みと痺れ
症状
春から腰痛が出現。
いつものように、安静にしていれば消えるだろうと放置していた。
3ヶ月経ち、春とは違って歩き出して3分位すると左足が重くなり、腰から足にかけて痺れを感じるようになった。
近所の整形外科に通院し、CT、MRIの検査を受けると「坐骨神経痛」と診断された。
毎週電気治療とマッサージのリハビリを受け、さらには1日2回の服薬を毎日続けていたがよくなる気配はなく、日に日に痛みと痺れが増し、仕事を休む日が増えてきた。
酷い時には朝、ベットから起き上がることもできず、スーパーまで買出しにも行けない日もあった。
このまま動けなくなるかもしれないという不安から、インターネットで「腰痛治療」と検索。
地下鉄の駅からも近く、腰痛の症例が多い当院をみつけだし、藁をもすがる思いで通院にいたった。
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来院者
40 代
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期間
2018年8月 ~ 2018年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
9回
施術と経過
ベットに横になれず座ったまま触診を行うと、足の曲げ伸ばしと腰を反らせる動作に関連する腰の筋肉に緊張がみつかった。
それらの筋緊張を緩めるため、座ったまま足の甲とスネにそれぞれ鍼を行った。すると、先ほどよりも座っている姿勢が楽になった。
また次に、左足へ体重をかける動作で痺れが出現するため、お尻の筋肉の硬さに注目してみた。坐骨神経痛と関係が深いと判断し、手の甲にあるツボへ鍼を行ったところ、来院時より楽に歩行できるようになった。
同様の施術を6回繰り返し、7回目でやっとベットにうつ伏せで寝ることが出来きた。
うつ伏せの状態で触診を行うと、こうした腰痛に特有の筋緊張が腰にみつかった。
この腰の筋緊張を緩めるためふくらはぎに鍼を行うと、歩行時にあった痺れのストレスが消失した。
同様の施術をもう一度行い、歩行時に痛みと痺れのストレスが出現しなくなったため、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
腰痛を長期間放置したため悪化。そのため腰を伸ばすことが出来なくなり、歩行も辛い状況だった。
その腰を伸ばすことに着目し、焦らず慎重に施術回数を重ねたことで改善できた症例だった。