NEW突然の強い耳鳴りと左耳の聴力低下
医師による診断:突発性難聴
症状
40代男性が左耳の聴力低下、耳鳴り、耳閉感を主訴に来院した。来院2日前、仕事後に突然大きく強い耳鳴りと耳が詰まった感覚が発生した。症状は常に存在し、日常生活や仕事に不便を感じていた。医療機関を受診し、突発性難聴の疑いと診断されていた。また、症状に関連して首の張りを感じており、慢性的な背中の張りや胃酸の逆流、時折息苦しさを伴うこともあった。初診時の触診では、首と肩甲骨間に緊張を触知した。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年9月 ~ 2025年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
1回
施術と経過
初回施術では、首の緊張を緩和するために骨盤と肩甲骨間のツボに鍼を行った。また、胃酸が逆流する症状があるとのことだったため、関連する下腿のツボにも施術を行った。2回目の来院時には、耳鳴りと耳閉感が消失しており、医療機関での聴力検査の結果、左右の聴力差がなくなったとの報告を受けた。突発性難聴に対する施術は終了し、その後は他の症状に対する施術を継続した。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
突発性難聴の疑いによる左耳の聴力低下、耳鳴り、耳閉感に対して、首や肩甲骨間の緊張緩和を目的とした施術と、胃酸逆流に関連する下腿のツボへの施術を行った。2回の施術で耳鳴りと耳閉感が消失し、聴力も正常に回復した。首や背中の緊張が耳の症状に影響していた可能性が考えられ、全身的なアプローチが有効であった症例である。慢性的な背中の張りや胃酸逆流などの随伴症状にも配慮した施術が、早期改善につながったと考えられる。



















