NEW食事中の痛みと口の開きに悩む左顎の不調
症状

左のあごが大きく開かず(指二本分)、食事の際に痛みを感じる状態が2ヶ月前から続いていた。口を開ける時、噛む際に痛みが生じていた。症状が出始めた頃から首や肩こりも併発しており、日常生活では食事の際に気を使う必要がある状況であった。以前から歯ぎしりもあり、歯科医でマウスピースを作成し使用していたが、症状の改善は限定的であった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2024年12月 ~ 2024年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初診時の触診では口の開きが制限されていることが確認された。施術では左の手、首、骨盤のツボに鍼を行った。初回施術後、首肩こりが大幅に改善し、固いものを噛む際の痛みは残るものの、普通の食事がしやすくなり、口の開き具合も改善が見られた。さらに朝の顎の疲れも軽減した。2回目以降も同様の施術を行い、症状は徐々に改善。最終的には痛みがほとんど気にならない程度にまで軽減し、朝の痛みもほぼ消失。口の開き具合も問題なくなった。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
左あごの痛みと口の開きの制限に対して、手、首、骨盤のツボへの鍼施術が有効であった。首肩こりの改善も併せて見られたことから、顎の症状と関連する筋肉の緊張が緩和された可能性が考えられる。症状の改善には複数回の施術が必要であったが、日常生活への影響が軽減し、食事が快適に行えるようになった点は大きな成果である。今後も顎の症状に対しては関連部位へのアプローチを継続することが有効と考えられる。