胃腸の冷えからくる夏のぎっくり腰
症状
4日前にペンキ塗りのため屋根にのぼって無理な姿勢でペンキを塗ろうと手を伸ばしたときに、ピキッと腰に電気が走り動けなくなる。
痛み止めと湿布で翌朝には緩和していたが、あぐら姿勢でくしゃみをして再発。
痛みをかばいながら過ごしていると寝た状態で無理に手を伸ばして3度目のぎっくり腰。
腰の前後屈ができなくなり、「鍼がいいのでは?」とネットで検索し来院。
お酒が大好きで毎晩飲んでいるが、ここ最近は特に飲食の機会が多かった。
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来院者
男性
60 歳
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期間
2017年8月 ~ 2017年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
胃腸の弱り→筋肉の強緊張→関節の可動域低下と捉えて、手、肩甲骨内側のツボに鍼をおこなうごとに可動域が広がり、スッと立てるように。
お腹を確認すると、極端に痛い場所を確認。足のツボに鍼をおこない仕上げた。10→4まで落ち着き普通に動けるようになる。
2診目、腰が前回より痛いと来院。
話を伺うと施術当日、お腹がポカポカして快調だったのでお孫さんと焼肉を食べに行き、多量の飲酒で翌朝再び突っ張った痛みとお腹ののムカムカが加わったとのこと。
胃腸の強化を目的とした鍼を膝裏内側のツボにおこない、腰の前屈痛が残ったので膝裏外側に鍼をおこなうと10→2まで緩和。
3診目、ソファに長時間座って起き上がるときに少し違和感がある程度。痛みは10→1まで落ち着く。
食欲も順調で連休明けの仕事も初日は不安があったが、痛みなく仕事ができた。前回同様の施術でご卒業頂く。
使用したツボ
まとめ
症状が出現するということは大半が内臓にも弱りがあると考えるが、大抵のぎっくり腰は動きを改善することで治ってくれる。
しかし夏のぎっくり腰は胃腸の冷えが強いため、普段よりも注意が必要である。動きの改善に加え内臓調整をおこなったことですみやかな改善に繋がった。
担当スタッフ
紅露 啓太郎