生理中の出血過多による貧血と肩こり
症状
生理中の出血が過多となり、貧血を起こすことが常習化してた。
現在は子宮筋腫を小さくするために、薬で生理を止めている。
2ヶ月間の服用が終わったので、ひとまず次の生理を待って服薬前のように、出血し過ぎないかを経過観察中である。
はりでの貧血対策と、背中や肩に1年中感じる重りが乗った感覚を何とかしたいと、当院患者さんのご友人からの紹介を受け来院。
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来院者
女性
44 歳
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期間
2018年6月 ~ 2018年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
背中〜肩に掛けての緊張を緩和させ、お身体の熱の逃げ道を確保することが結果的に、子宮循環の改善に繋がると考えた。
上半身と下半身の連動を繋ぐ、横隔膜の解放を目的に、お尻のツボに鍼をおこなう。
左半身の緊張には繋ぎ目の腰のツボを使い、9ヶ月間痛む、右肩関節に対しては首の付け根に鍼をおこない仕上げた。
2診目、肩甲骨周囲がずっと軽かった。お腹の特有な緊張を緩和させる足のツボを加える。
3診目、検診で150/101の血圧が、122/80の正常値になっていた。
5診目、生理が来るも出血は許容範囲で、貧血症状も出なかったため、薬の服用はせず引き続き経過観察。
6診目、右肩関節の痛み消失。
7診目、初期症状が改善されたので、月に1度の間隔で引き続き経過観察をしていく予定である。
使用したツボ
まとめ
貧血に対しては、当院では呼吸をしやすくすることが最初の施術方針となる。気持ち良く呼吸ができることで、血液は全身を循環することはイメージしやすいし、全身を循環するための大切なポイントが横隔膜の解放と考える。3回目の検診で貧血に加えて血圧の数値も落ち着いた事実は、心とお身体が調和することで得られる作用を明確に示せたのではないだろうか。
担当スタッフ
紅露 啓太郎