NEW楽器演奏に影響していた左顎の不調が改善した症例
症状

左顎の違和感と動かしにくさを感じて来院。
発症は明確ではないものの、話すとき・吹奏時・咀嚼時にわずかな遅れや違和感があり、演奏活動に影響を及ぼしていた。
加えて、首や背中のこわばり感や、日によって疲れやすさ・お腹の重さなどの自律神経的な不調も訴えていた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初回の施術では、顎周囲の筋肉(とくに左の胸鎖乳突筋)と、首・背中・骨盤の連動性に着目。
動きの硬さや左右差があり、股関節や仙腸関節まわりの調整もあわせて行った。
2回目以降は、演奏中の身体感覚の変化も聞きながら、胸郭・腰背部の柔軟性を高める施術を実施。
3回目には「喋りやすくなってきた」との自覚があり、首の可動性もスムーズに。
4回目には、左顎の張り感はわずかに残るが、パフォーマンスに支障をきたすような症状はなくなった。
以降も、楽器演奏・演奏会のスケジュールに合わせ、体調管理を目的とした通院を継続。
使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
顎の不調は、局所だけでなく、頸部〜体幹のバランスやストレスの影響も絡んでいたように思われる。
特に演奏者にとって、わずかな感覚のズレやタイミングの違いがパフォーマンスに直結するため、感覚の回復と安定性の確保を大切にした。
継続的なケアにより、再発予防にもつなげていきたい。
担当スタッフ
山岡 凌