緊張時の突然の動悸とめまい
症状
初来院の4ヶ月前、パニックの症状が出て、医療機関へ。
薬を処方され、服用するものの著効はみられず、気分転換をして紛らわした。
その3ヶ月後にめまい発症。
耳鼻科にて薬を処方され、服用。
なんとか抑えていると言う感じであった。
まためまいは軟便に伴う。
その2週後に動悸が激しくなり、当院に来院された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2024年2月 ~ 2024年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
背中や首肩周りの筋緊張が強く出ていた。
それらの筋緊張を寛解させることを目的に行った。
初診
この時点では動悸もめまいも強い状態であった。
動悸に関わる肘のツボや頸部を緩めることを目的に背部のツボに鍼をした。
2診目
動悸が楽になり、ドキドキする感じが抜け、調子が良いように感じた。
めまいはまだ気になるとのこと。
肩甲骨のツボを使うなどして対応した。
3診目〜6診目
呼吸の浅さを感じるものの動悸はもう無くなった。
軟便傾向とめまいのつながりを感じるようになり、軟便含め見ていく事とした。
頸部の硬さと下腹部の硬さをとる目的で施術を行った。
7診目
めまいを感じることがなくなり、定期的なメンテナンスをしていく事となった。
なお、動悸もめまいも現在も継続的に調子が良い。
使用したツボ
まとめ
突然起こるパニック発作。
動悸、めまいの症例であった。
身体がシグナルを発するように頸部、背部に筋緊張がみられるためその寛解を目的にツボに鍼をすることで改善がみられた症例であった。
担当スタッフ
杉山英照