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鍼灸師の考える、動悸

動悸について

動悸が命の危険を脅かす兆候であることは稀です。

 

ただ中には心臓の疾患のように重篤な疾患の兆候である場合もある為、まずは専門医による診察・検査を推奨します。

 

特にふらつきや失神・胸の痛みや脈拍数が120回/分以上または45回/分未満の場合は注意が必要です。

 

明確な原因がない場合が多く、不定愁訴として鍼の適応症状となります。

動悸の症状

胸がドキドキする、心臓の拍動が大きく感じる、などが主な症状です。

動悸は運動時・精神的な緊張・貧血・脱水など様々なタイミングで起こります。

 

不安・恐怖などの精神的に緊張した際に起きることが多く、鍼灸の対象となります。

動悸の原因

 

ここでは明確な原因が見つからない動悸について、鍼灸師の診方を紹介します。

 

動悸を訴える方の特徴として、背中に独特のコリがあるのが特徴です。

 

特に東洋医学でいえば肺兪・厥陰兪・心兪という呼吸・脈管系に関わるツボに反応があります。

 

ここでいう反応というのは、押されると痛い/嫌な感じがする/押されている感覚がない/硬くなっている

 

状態を指します。

 

この状態でストレスがかかると、動悸の症状が出やすくなります。

 

あくまでストレスはきっかけであり、体に原因が潜んでいるというのが大切です。

実際に背中のコリ、緊張を解いていく際は手首や肘のツボを使うことが多いです。

 

症例を見て頂くと分かりやすいですが、実際の流れは

 

背中の反応(痛み/硬さ)を確認

手首・肘もツボに鍼をする

背中の反応(痛み/硬さ)を再確認

 

となります。

 

動悸は肩こりや腰痛のようにその場で変化が確認できる疾患ではありません。

 

だからこそ、的確にツボの反応を捉えられる鍼灸師が必要になります。

 

症例を見ながら、探してみてください。