ズキンズキンする首の痛み
症状
昨日の朝起きてソファから起き上がったときに首~肩にかけてズキンとした違和感。昼頃から痛みだしたがそのまま社会人バトミントンの練習に行き、動いたことで悪化した。
帰宅したときには、「寝るのも起き上がるのもズキンズキンとした激痛で首が動かない。」
夜何度も痛さで目が覚め今朝になっても状態が変わらないため、以前通っていた当院へ来院。
-
来院者
女性
20 代
-
期間
2016年7月 ~ 2016年7月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
3回
施術と経過
首が動かず、特に右側の首の付け根、肩甲骨の内側が硬い。
首と背中の関係を考え背中のツボに鍼をおこなう。
次に鎖骨と肩甲骨の動きを良くする手のツボを使って仕上げた。
施術後首の可動域は大幅に広がり、動かす角度が広がったことにで痛みも半減している。
帰宅後睡眠も取れ、首の前後の動きの違和感・首にのしかかる頭の重さを感じる程度まで緩和していたが、2日後の朝起きたときズキンと激痛が走り右側の口でご飯を食べるのが辛い。
2診目右首から背中にかけてと左首が痛い。
首の前屈をしやすくするために、手足の甲、背中のツボに鍼をおこなうと動かしたときの痛みが緩和。首の前屈に違和感はあるが、痛みと可動域は改善した。
3診目、大幅に首の動き・痛みが改善。
ツバを飲み込む瞬間の首後ろの痛み・前屈時痛が残っている状態だったので、前回同様の施術。
ツバの飲み込み、前屈時痛の緩和を確認して施術を終える。
翌日軽い筋肉痛程度まで緩和したので、社会人バトミントンの練習に参加。
違和感なく取り組め、日常生活で不都合が無くなったとのご連絡を受けたのでご卒業いただく。
使用したツボ
まとめ
寝違えかと思ったが、実際はバトミントンによる程度の強いムチ打ち症状と判断した。
寝違えやムチ打ち症状に共通するのは、背中の緊張と肩甲骨の可動域の低下である。
背中(肩甲骨)と首の関係を調整できたことが、すみやかな経過をたどれた要因と考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎