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症例を投稿した鍼灸院:空鍼灸院

歩くと感じる股関節痛と腰痛

歩くと感じる股関節痛と腰痛

症状

股関節痛四つうう

数年前に鼠蹊部の痛みが現れ、その時は痛み止めや湿布で我慢していたところ落ち着いた。しかし半年ほど前からまた股関節の痛みが出現。レントゲンなどの画像診断でも異常なし。
女性特有の疾患もあるうると言われ産婦人科も受診したが異常なし。

立ち上がって歩く際や歩行時に痛みがあらわれ中腰の姿勢も辛い。
特に鼠蹊部の痛みが強く、我慢していると徐々に腰部にも痛みが広がるとのこと。ネットで検索し当院を見つけていただきご来院いただいた。

  • 来院者

    50 代

  • 期間

    2021年2月 ~ 2021年3月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    6回

施術と経過

股関節を開く動作や左足に体重を乗せる動作をすると鼠蹊部に痛みが現れる。
また腰を反る動きをすると腰部、臀部、股関節周囲に痛みと突っ張り感。

股関節の動きに関連する足の甲とふくらはぎのツボに鍼を行うと股関節を広げる動作、足に体重を乗せる動作の痛みは軽減。
触診を行うと大腿内側の緊張が強く感じられたため太ももの緊張を緩和するため太もも後面のツボにも鍼を行う。

さらに腰の緊張緩和のためふくらはぎのツボにも鍼を行い後ろ反る動きを確認してもらったところ痛みが軽減したいたため施術を終了。

《3回目》
2回目は初回と同様の施術を行い歩行時の痛みは軽減してきた。しかし中腰の姿勢など屈む動作をすると鼠蹊部に痛みが出る感覚はあまり変わっていない。そこでスネに存在するツボにも鍼を行い前屈の姿勢をしてもらうと痛みは軽減。3回目は初診の施術に加えスネのツボにも鍼を行った。

《6回目》
施術の際に様々な症状が現れその都度ツボを若干変更しながら施術を行なった。施術の前から動きを確認片足立ちや歩行をテスト痛みがみが現れなくなった。まだ緊張が強く感じられる部位も存在したため関連するツボを中心に施術を行なった。歩行時の痛みもほぼ出なくなったため施術を終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

鼠蹊部痛にお悩みで病院に行っても異常がなく対策に困っていたという話はよく耳にする。
もちろん鼠蹊部は臓器の関連痛も起こりやすい場所で病院の検査も重要となるが原因が見つからない場合、筋肉の緊張から痛みを起こしていることもある。今回の例も腰部や下肢の緊張を緩めたことで歩行時の痛み解消に繋がった。

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