呼吸や、しゃっくりで背部が痛む
症状
3日前の昼間に背部に違和感を覚え、その後、夕方にかけて、じわじわと痛みが強くなっていった。思い当たる原因はなし。
車の乗り降りなどの体位変換だけではなく、しゃっくりや、深呼吸、食べ物の飲み込みで背中にピリッと痛みが走る。
また、患部に圧力がかかると、激痛が起きるため、仰向けでねることができない。
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来院者
女性
40 代
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期間
2020年7月 ~ 2020年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初回)
椅子から立ち上がるときに、痛みが強くなることから、臀部の筋肉に問題があると考え、臀部に作用する手のツボの状態を調べたところ、顕著な硬結を確認。
確認したツボに鍼を行ったところ、椅子の立ち上がる動作時に起きていた、痛みが軽減。
さらに、上半身をひねる動作により、腰部にかかる負担を減らす目的で足のツボに鍼を行った。
2回目)
初回施術の翌日、椅子からの立ち上がる動作時に感じる痛みは9割がた消失。
寝返りも楽に行えるようになった。
初回と同じ内容の施術を行う。
3日後、症状の再燃なく、日常生活、仕事とも、問題なくできるようになったと電話で報告をうけ終了となった。
使用したツボ
まとめ
本症例のように、痛みのきっかけや、予兆なく、症状が発症したケースでも「どのような姿勢で痛むのか」を確認することにより、施術するべき場所が見えてくることが多い。
発症、早期に施術を開始したことも早期回復の助けとなった。