首肩こりに伴う顔面部のモヤモヤ感
症状
システムエンジニアとして勤務しており2,3週間前から顔面部に感じるモヤモヤ感が気になる。特に目の周りがひどくスッキリとしない。職業柄首肩こりが酷く感じ、常に巻き込み肩になっていたのが気になる。
最近は多忙だったため症状が強く出ていると思い、休暇日を設けたが一向に症状は変わらなかったためご相談をいただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年11月 ~ 2019年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
頸部を中心に触れると側頸部の緊張と頸椎の3番目の可動性の低下を触れた。また、背面全体的に冷えがあり下痢症状もあったため、頸部の緊張を和らげ背面への血流を促すように施術方針を立てた。
そこで対応する手の甲のツボを使った。次に仙骨にあるツボを加えた。このときに10分の置鍼をしていると背中が温かくなり患者さんに様子を聞くと「視界が晴れています」とのこと。背中をみると肩甲骨内縁に緊張を触れたため、臀部のツボに鍼をし経過をみていくことにした。
2回目、『お腹の調子良くモヤモヤ感もない。頭の後ろのコリが気になる』とのこと。
仙骨にあるツボに鍼をすることで対応するとコリも消失し、頸部の動きも良くなったため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例のポイントは、頸椎3番目の可動性を高めることに尽きます。ツボで可動性を取り戻すことで症状改善へと繋げました。いわゆる眼精疲労と思われますがこれは頸部の可動性を高めることで対応できます。また、モヤモヤ感と他人に伝えることが出来ない不定愁訴も鍼灸では対応できることもあります。このような症例をあげることで鍼灸の普及に努めていきたいと思いました。
担当スタッフ
洲崎 和広