走り込みで痛めた両膝
症状
初めてのフルマラソンに向け、スクールに参加して本格的にランニングを習っていた。
何度か参加して走っている内に、疲労がたまってくると両膝の外側に痛みを感じるようになってきた。
腰、背中の張りに加え、膝をかばっていた影響か、右足首まで痛みが出現。
最近では、ちょっとした階段の上り下りでも膝に痛みを感じるようになってきていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年11月 ~ 2019年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
両膝を確認すると、腿から股関節、臀部、腰、背中、肩関節に渡って筋緊張がみつかった。
中でも肩関節と股関節の緊張が目立っていたため、足首と臀部にあるツボへ鍼をおこなったところ、手足が軽くなり身体全体の緊張がスーと抜けていった。
膝も軽くなったが痛みが残っていたため、腿の裏側にあるツボへ鍼をおこなうと立ち上がる動作が楽になっていた。
まだ、股関節の内旋と内転の両動作が重かったため、その動作に関連する筋肉をゆるめるため腰と膝へ鍼をおこった。
すると、足にあった筋緊張が抜けたこともあり、膝・足首にあった感覚が消失していた。
その場で立ったり、座ったりをおこなっても痛みが出現しないことから、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
デスクワークが主体の仕事に就いていたことから、座り癖で背中が丸く猫背の上、股関節が外旋傾向だった。
猫背の影響で股関節の可動域が狭く、そのため膝や足首への負担が大きかった。
また、股関節の外旋傾向が足の外側への負担を増やし、膝の外側の痛みに繋がっていた。