階段を下ることができない程の右膝の痛み
症状
階段を下る時、右足へ体重がのると膝の外側に痛みを感じる。
具体的な経緯は思い出せない。
慢性的な腰痛がある。
平地を歩行する時、痛みは出現しない。
右足から膝をたたんで座ろうとすると痛みが出現した。
慢性的な腰痛の影響か、右上半身をやや反らして歩いている。
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来院者
男性
50 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
歩行時に身体をやや反らしてしまう動作の癖から調べると、股関節の動作に関係する筋肉に筋緊張がみつかった。
それらの筋緊張をゆるめるため、背中と臀部にあるツボへ鍼をおこなった。
すると、股関節のしゃがみ込む動作が楽になり、膝の外側に感じていた痛みが消失した。
次に、膝に感じる痛みが中央に移動していたため、歩行動作を確認すると左足と比べて右足の接地時間が短いことがわかった。
右足のふくらはぎを調べたところ、中央に筋緊張をみつかった。
この筋緊張をゆるめるため、左足の甲へ鍼をおこなうと、歩行動作のぎこちなさがなくなり痛みを感じることはなくなった。
週末に1万歩以上歩く予定があるため、週明けに2回目の施術をおこない症状が出現していなかったことから、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
ふくらはぎと、慢性的な腰痛による筋緊張をゆるめることで改善できた症例だった。