立ち上がるときにグラグラ揺れる起立性めまい
症状
子供が産まれてから10年以上、夜になると目が冴えて眠れない状態が慢性化。
平均の就寝時間は3時〜4時で、朝も早いので起きたときに首や肩甲骨がバキバキに感じる。
立ち上がるときに揺れる起立生めまいも常習化しているが、薬は服用しておらず。
当院に通われる隣人との会話のなかで、「身体を診てもらう」ことに興味を持ち来院。
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来院者
女性
40 歳
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期間
2018年5月 ~ 2018年6月
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頻度
月3回程度
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通院回数
5回
施術と経過
パッと見は明るく元気そうだが、極度の緊張と我慢体質によって保たれた状態。
初回は全身の力みが集約される、肩とうなじの緊張緩和を目的にお尻と背中のツボに鍼をおこなう。
緊張緩和によって首の可動域が大幅に広がったことを確認後、胃のもたれに対してお腹の硬さを取る目的で、手足に鍼をおこない仕上げた。
2診目、いつもより2時間早い1時に就寝できるようになっている。
3診目、起立性めまいの頻度が減っている。
4診目、期間が2週間開いたが、睡眠の質は保たれたままで朝起床するのが楽になっている。
めまいは2〜3日前から数回起こり始めた。
5診目、睡眠、めまい、内臓の調子が安定して、お身体全体の調子が良いので本人の希望もありご卒業頂く。
使用したツボ
まとめ
手足と胃腸の緊張によって、肩とうなじの強い緊張が抜けないことが原因と考えた。
症状を患う期間に関わらず、お身体は少しのきっかけで大きく変わることを証明できた一例。
現代は今回の例のように、お身体の痛みや症状に対して、頑張って・耐えることが常態化している方が本当に多いと感じる。
お身体が楽になってからでも頑張れることを、頑張り過ぎている方に体感を通して、提案し続けたい。
担当スタッフ
紅露 啓太郎