精神的負荷から感じていた過度の緊張で出現した腰痛
症状
昨夜、仕事終わりに席を立った瞬間、腰に痛みを感じた。
昨年10月にギックリ腰を発症し、それから腰に違和感が続いていた。
もともと生理が重く、骨盤付近に重い感覚が出現しやすい。
今朝の起床時に痛みの感覚が強くなってきたため、ギックリ腰になる前に何とかしたく相談した。
痛みが出現するのはベルトを巻くライン上で左側の方が強く感じる。
前屈み(前屈)動作、身体を反らす(後屈)動作、右側へ倒す(側屈)動作、左側へ捻る(回旋)動作で痛みが出現する。
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来院者
女性
20 代
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期間
2019年3月 ~ 2019年3月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
症状の性質から全身を確認すると左側の臀部に強い筋緊張がみつかり、それを弛めるため背中にあるツボへ鍼をおこなった。
すると、前屈、側屈、回旋のそれぞれ動作が楽になった。
まだ、前屈から身体を起こす際に痛みが出現していることから調べると、背中に筋緊張がみつかった。
その筋緊張を弛めるため、手に鍼をおこなうと身体を起こす際に出現していた感覚は消失した。
腰にわずかな重さを感じたため調べると、ベルトを巻くライン上に筋緊張がみつかり肩に鍼を行ったところ、その感覚も消失した。
前屈、後屈、側屈、回旋のそれぞれの動作に問題がなく、痛みの感覚も消失していたことから今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
緊張しやすい性格の患者様だった。
年度末の仕事が重なりプレッシャーに感じていたことが、睡眠時の「喰いしばり」に出ていた。
その喰いしばりの改善に、歯科医からマウスピースを出されていた。
今回、あまりにも喰いしばりが強く、ギックリ腰が出現した前後から合わせて2つ目を破棄していた程だった。
生理が重いことから、最終段階で仙脹関節付近の緊張に気がつき「喰いしばり」を確認できたことが、腰痛の早期改善に繋がった症例だった。