NEWお風呂や車で耳栓が必要になる右耳の耳鳴りと圧迫感
症状
右耳の耳鳴りと圧迫感を主訴として来院した。昨年8月28日に突発性難聴の疑いを発症し、耳鼻科で10月2日まで通院し抗生物質を処方されていた。別の鍼灸院にも通院したが改善せず当院へ転院となった。耳鳴りはザーという音で、日によって変動し時々耳の痛みも伴った。特にお風呂や車など狭い空間では圧迫感が強くなり、耳栓なしでは入れない状態であった。耳鳴りが非常にストレスとなっており、日常生活で煩わしさを感じていた。また、右肩と首の痛み、喉の違和感も以前から続いていた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年11月 ~ 2026年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
10回
施術と経過
初診時、右首から右肩甲骨にかけて顕著な筋緊張が認められた。聴力確認で左耳も聴力低下が見られたため、左右の首と肩周辺の筋肉を緩める背中や手のツボに鍼をした。初回施術後、肩や首の緊張が若干和らいだ。2回目、3回目の施術後は一時的に症状が増強したが、これは初診時に説明していた一過性の反応であった。4回目以降、症状は安定し聴力の回復とともに耳鳴りと圧迫感が軽減した。施術後3~5日のタイムラグを伴いながら一進一退で改善し、約2ヶ月間計10回の施術で発症前の状態まで回復し終了となった。
使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
突発性難聴の疑いに伴う耳鳴りと圧迫感に対して、首肩周囲の筋緊張緩和を目的とした施術を行った症例である。初診時の聴力確認で両側性の聴力低下が判明し、左右のバランスを考慮した。施術初期の一過性症状増悪は事前説明により症例者の不安を最小限に抑えた。施術効果には3~5日のタイムラグがあり一進一退を繰り返したが、約2ヶ月間10回の施術で発症前の状態まで回復した。耳鳴りや難聴に対しては、局所だけでなく首肩の筋緊張にもアプローチすることの重要性が示唆された症例である。























