NEW腰が反らしにくい腰痛と左肩の痛み
症状
整形外科で腰椎のずれの疑いと診断された腰痛と、左肩の痛みを主訴に来院した。
腰部は後屈時に可動域制限があり、左肩関節は挙上が120度程度までしか行えない状態であった。
肩の回旋動作にも制限がみられた。腰痛と肩の痛みによって、日常生活での動作に支障をきたしていた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2024年11月 ~ 2024年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初回施術では、腰部のツボ、また背中のツボに鍼をした。
施術後、腰部の後屈可動域が改善し、左肩の挙上や回旋動作も円滑になった。
しかし、一週間程度で症状がぶり返す傾向がみられ、特に長時間の立位で腰痛が出現し、肩の回旋時に痛みが生じた。
2回目以降は、腰部の緊張緩和と可動性の向上、また肩周囲と背部の緊張緩和に重点を置いて施術を行った。
5回の施術を重ねることで、腰痛は軽減し、肩関節の動きもスムーズになった。
使用したツボ
まとめ
腰椎のずれの疑いと肩関節の可動域制限に対して、腰部と肩周囲の緊張緩和を目的とした施術を行った症例である。
症状は一週間程度で再燃する傾向があったものの、継続的な施術により、腰部の可動性と肩関節の機能は改善した。
定期的なケアの必要性が示唆された症例であり、今後も症状の再燃に注意を払いながら経過観察していく必要がある。
担当スタッフ
森部光葉