暑い夏の日に起きためまいとパニック
症状
X-1年
夏の日突然のめまい、ふらつきに襲われた。
プライベートでのストレスが強い時期だった。
その時、心療内科を受診。
パニック障害と診断。
抗不安薬が処方され、飲んでいくものの症状はいっこうに治らず、同病院医師に相談したところさらに薬の強度を強めるよう言われた。
それに対しさらに不安になり、他に方法はないかと調べ当院を受診。
薬の離脱症状がきつく出ており、めまい、ふらつき、不安感、動悸で悩まされていた。
特に橋の上を車で走行中にめまい、ふらつきがグアングアンする。
動悸もひどく出ていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2022年3月 ~ 2022年8月
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頻度
月3回程度
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通院回数
7回
施術と経過
頚部、肩背部の緊張が強い。
そのためめまいおよび動悸が出ていると推定。
そこに関わる緊張をとっていくことを目的に鍼灸を行った。
1~3診目まではめまいと動悸が頻繁に出ていた。院まではご家族が送迎。
4診目、5診目昼間は症状が落ち着いてきた。夜間は不安感が押し寄せてきていた。
夜に何かあったらどうしようという予期不安に苛まれていた。院まではご家族が送迎。
6診目めまい、ふらつき、動悸がかなり軽減してきた。ほぼ軽快。ご自身で車を運転されてきた。
橋の上を運転されても問題はなくなった。
しかし、5月下旬で暑さを感じる季節になり、発症時を思い出してしまう不安はあった。
7診目めまい、ふらつき、動悸はなくなり、首や肩こりが気になる程度になった。
使用したツボ
まとめ
首や肩こりや背中の硬さ。
それにより平衡感覚の乱れや呼吸の浅さがあった結果、めまい、ふらつき、動悸に繋がっていた。
その点の緩和を図ることで緩解した症例であった。
担当スタッフ
杉山英照