立ち上がる時腰に抜けそうな痛みが出る
症状
最近では半年に一回ぎっくり腰を繰り返している。デスクワークで繁忙期のため座っている時間が長い。腰には常に重だるさがあり、長時間座った後立ち上がる際にズキっと痛みが走り腰が抜けそうになる。
立ち上がった際の好きっとした痛みが強い場合はまっすぐ立つことができなくなる。背中の凝っている感じも腰同様強い。
常に感じるのは腰の重だるさのみでズキっと感じるのは立ち上がった瞬間や朝寝起きの際。
半年に一回ぎっくり腰を繰り返しているとのことからぎっくり腰の手前の状態だと考えられる。
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来院者
男性
30 代
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期間
2021年2月 ~ 2021年2月
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通院回数
3回
施術と経過
〈1診目〉
状態のチェックのため太ももを上げる動作を行うと腰に痛み走る。このことから股関節の筋緊張が強いと考え股関節に対応する足の甲のツボに鍼を行う。大腿をあげる動作を行うと痛みは消えた。
次に椅子から立ち上がる動きをしてもらうとまだ痛みが現れる。背中の緊張が体の動きを邪魔し痛みを起こすことがあるため腕と肩甲骨のツボを使って背中の緊張を緩めた。
再び椅子からの立ち上がりの動作を確認するとスムーズに立ち上がりができるようになり痛みも軽減。立ち座りが楽にできるようになったため初回は終了
〈2診目〉
ズキンとくる痛みは減り、腰が抜ける感覚は無くなった。立ち上がりで若干痛む時がある。
初診と同様の施術を行いさらに腰部の緊張緩和のためお尻のツボにも鍼を行い痛みが減ったことを確認し、施術を終了した。
〈3診目〉
まだ腰のだるさが現れることがあるが立ち上がりは痛くないなったとのこと。
治療効果の安定を狙い前回と同様の行った。
日常生活で腰痛がほとんど気にならなくなったとのことから治療終了とした。
使用したツボ
まとめ
股関節の筋緊張が強くなると通常の腰痛以外に腹部に張りを感じたり、腰が抜けそうな感覚が出ることがある。また長時間のデスクワークのため上半身の緊張も強く出ており全身の緊張を緩和することで症状の軽減に繋がった。