突然の激痛から動けないほどの腰痛
症状
2018年12月電車に乗っていて突然右腰部〜臀部に激痛が走った。
すぐに総合病院に行き、レントゲンを撮ると「腰の1番、3番、4番が潰れている」と言われた。
特に何か対処があるわけではなく日にち薬に任せることにした。
2019年1月になり痛みが引かないので近くの鍼灸整骨院に行き、患部への電気治療とマッサージを受けた。
しかしその後どう動いても痛むためご来院された。
症状確認を行うと左に比べて右が広範囲に痛む。
動きに関していえば何をしてもズキっと痛む様子であった。
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来院者
女性
70 代
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期間
2019年1月 ~ 2019年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
初回
杖をついてこられた。
かなり強く痛みを訴えられた。
その中でも座った状態から右に重心をかけると痛みは増強した。
その逆は比較的楽である。
まず背中の反応を確認して右手にあるツボに鍼をした。
まだ痛いは痛いけれどベッドに寝られるようになったのでスネのツボに鍼をした。
座って右に重心をかけても痛みが増すことはなかった。
他、前にかがむ動き大腿部のツボ。
何もしなくても股関節や腰部外側は痛むので手の甲に鍼をして終了した。
起き上がる時に痛みがあったものの歩いて帰られる際には来た時よりは楽そうだった。
2〜3回
見た感じには以前より楽そうに歩かれているが杖をつきながらまだ痛い痛いと訴えられる。
痛むリアクションは治まってきたが気になる動きは同じなので同様のツボに行った。
4〜5回
3回目終了時にだいぶ違いが見られたと本人も実感。
ピンポイントでお尻の外側だけが痛む。
ご本人曰く他院で強めに押されたところかもしれないとのこと。
背骨の反応を見るなどして骨盤上部と手のツボに鍼を行った。
6回目
お尻の外側が強いて言えばうっすらと痛む。
骨盤上部のツボに鍼をした。
そのうっすらとした痛みも無くなり、杖を忘れそうになるくらい元気に帰っていかれた。
また何かあったら通院する形となった。
使用したツボ
まとめ
突然痛んだ腰痛
今回の場合は座っている時に生じたというところがポイントであると言える。
座って体重をかけたり、座っている際に接地している部分などを考えながら行った。
そしてどこが痛み、どの動きで嫌なのか。
そういった点からアプローチをしていくことで糸口が見えてきた症例であった。