腰を強打したことで起こった椎間板ヘルニア症状
症状
2週間前、海外の旅行先で崖から海に飛び込んだときに腰を強打。
現地では打撲した痛みだったが、帰国の飛行機から徐々に悪化。
帰国後さらに痛みが増し、歩けず眠れなくなったので整形外科を受診。
「L5-S1の椎間板ヘルニア」と診断を受け、手術しかないといわれた。
痛み止めと湿布を処方されるも、痛み止めは嘔吐してしまい飲めず湿布だけで過ごす。
段階段階で激痛に襲われ、手術を検討していたところHPにて当院の症例を見て、相談を受ける。
自宅周囲しか動けない状態もあり、特別に週2回の訪問施術を開始。
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来院者
男性
40 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
左太もも裏側〜スネの外側にかけての強い痺れと、打撲した腰自体の影響で、身動きが取れない、眠れない状況が続いていた。
まずは腰の可動域(特に前屈)を広げる目的で、両側膝裏のツボに鍼をおこなう。
対象の肩の緊張緩和を確認。
腰の前屈緩和を目的に、腰・足の甲のツボに段階を分けて鍼をおこない、前屈の可動域が広がったところで、足の痺れラインと関連する腰のツボを使って仕上げた。
2診目、腰の痛みが緩和し帰国後初めて夜も数時間眠れた。仕事も制限しながらではあるが復帰。
限局化したお尻の痛みに対して、背中のツボに鍼をおこなう。
湿布もかぶれ出したので、前回施術以降貼っておらず、仕事中のみ腰ベルトを着用。
5診目、調子が良くなっていたが、2日続けての飲み会で再度悪化。施術当日は激痛。
前屈可動域改善と内臓調整の割合を半々にした方針で施術をおこなう。
施術当日夜からよく眠れて、翌朝大幅な緩和を実感。
8診目、1ヶ月振りの海外出張帰り。
飛行機で座っている時間も長かったため、お尻周囲の痛み。
歩くのが辛い日は日によるが、毎回の施術後から楽になっていく感覚を明確に得られるようになっている。
コルセットもほぼ着けていない。
10診目、ここ2日間急激な改善を認識。会食も極力減らし、食事にも気を付けている。
12診目、痺れ消失。
施術間隔を1週間に開けた15診目、腰の違和感は残るが、痺れ消失・日常生活も問題なく過ごせるようになったので、訪問施術を終える。
以降のメンテナンスはお知り合いにお願いしてもらうことで一致し、当院の施術を終える。
使用したツボ
まとめ
初診から常に手術と隣り合わせの施術だったため、いつも以上の即効性が求められた。
とはいえやることは変わらず、動かせるように働きかけることで、激痛や痺れにも著効を示すことができた症例。
当然波はありつつも、何がご自分の症状を悪化させるトリガーになるのかをお互いに把握し合い、「気を付ける」を行動に移せたことが、今回の結果に繋がったと考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎