ブロック注射でもあまり改善されなかった腰痛
症状
1週間前に腰が痛くなり経過をみていたら一旦落ち着いてたので放っておいたらまた昨日痛くなり動けないぐらいになった。
来院当日の朝、整形外科でブロック注射をしてもらって少し動けるようになったがジーッと座っている時、椅子から立ち上がったり座ったりする時にかなり痛みがある。早く痛みをなんとかしたく家から近い当院に来られた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年4月 ~ 2019年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
初診
全体的にあまり大きく動かすことはできないが特に前後屈の動きに制限、痛みが強く出ていた。手とふくらはぎのツボに鍼をして動きを確認してみると椅子から立ち上がる動作、後ろに反らす動作が少し楽になった。仙腸関節の動きを整える肘のツボを使いこの日の治療を終えた。
2診目(4日後)
痛み自体は少し良くなったかな程度だがどこが痛いかがはっきりしてきた。長時間座ることと、後ろに反る動きに痛みを強く感じる。
触診では臀部にあるツボに強い圧痛があった。治療をこの圧痛を取ることに切り替えて、関連する肩甲骨内側とふくらはぎのツボに鍼をした。圧痛はあるが先ほどより減っていたので2回目の治療を終えた。
3診目(1週間後)
前回後から日に日に改善しているのを感じる。少し不安はあるが動くことはかなり楽になった。座っているのも痛みは残るが最初に比べると全然楽になっている。前回と同様の治療をする。
4診目(10日後)
前回後、新幹線で大阪に帰省したが問題なかった。来週から出張があるので調整も兼ねて来院。同様の治療をして卒業していただいた。
使用したツボ
まとめ
今回の症例は肩甲骨周りのコリが原因で起こっていたと考えた。よくお話を伺ってみると日頃から肩甲骨周りや首のコリを感じることが多かったとのこと。肩甲骨は仙腸関節と強く関わりがある。そこに注目し治療できたことで早期改善につながった。また臀部の緊張が取れたことによりスネの張り感と腸の調子も同時によくなったと感じてもらえた。