キャンプの片付け中に起こった腰痛
症状
家族でキャンプに出掛けており、テントを片付けている際、太もも裏の筋肉が引きつる感じがあった。その後から徐々に腰が痛くなってきた。帰宅してからも腰の痛みが取れず、その日は早めに寝ることにした。翌朝になっても腰の痛みを感じる。週末にもキャンプを予定おり、当院へ来院経験のある奥様に「鍼灸院に行っておいで」と言われ来院された。
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来院者
男性
40 代
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期間
2019年4月 ~ 2019年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
前屈みになると腰が痛く、左大腿後面が突っ張る感じがすると言う。腰と大腿後面を同時に効かす目的で、肩甲骨外縁にあるツボを使った。すると腰の痛みが10→6に軽減して、大腿後面の違和感は消失した。次に肩甲骨内縁のツボに鍼を行ったところ、腰の痛みが更に軽減され、6→2になる。この段階で前屈での痛みは感じなくなり、後屈しきった所で少し痛みが残る。膝裏のツボを追加したところ、後屈でも痛みも感じなくなり、どの動きでも腰が痛くなった。
使用したツボ
まとめ
腰と大腿後面は密接な関係がある。今回は腰痛になる前、大腿後面に症状があったことから腰痛に関係していると判断した。そして更に、関係している肩甲骨周囲を診たところ顕著な硬さが見つかったため、肩甲骨のツボで調整を行った。キャンプで普段使わない筋肉を使い、肩甲骨周囲に疲労が蓄積していたことが原因であったと考える。