脊柱菅狭窄症と診断された痛み・シビレ
症状
外出が困難になるくらいの強い腰痛や右太ももの外側のシビレがあり、患部へのマッサージや鍼治療では長くても2日程度で症状は戻ってしまう。病院でパーキンソン症候群の治療を受けている。脊柱菅狭窄症との画像診断あり。
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来院者
女性
70 代
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期間
2018年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
症状に関係する腰椎の動きを良くするため、右膝裏のツボに鍼を打つと、腰の痛みも太ももの外側のシビレも同時に消失。すると今度は左膝の内側の奥あたりの痛みが気になるようになった。これには大腰筋の働きに関係する足の甲のツボに刺鍼、その場で痛みが消えた。3診時点で症状再現なく、終了。
使用したツボ
まとめ
腰痛や下肢の神経症状の原因として、脊柱菅狭窄症そのものではなく、腰椎の動きが悪くなることが最も大きく影響していたと思われる症例。診断名は大いに参考にしつつも鵜呑みにせず、冷静に症状に向き合い、観察・考察することが大切である。