症状

今年の明けから、朝起きてすぐの吐き気とムカムカ感に悩まされていた。食欲も落ち気味で、朝食を取るのがつらい日もある。
病院では「逆流性食道炎」と診断を受け、薬も処方されたが、あまり改善が見られなかった。
本人は「ストレスや職場環境も影響しているかも」と感じており、「自然な方法でなんとかしたい」と相談のうえで来院された。

施術と経過

初回施術では、背部から腰部にかけての筋緊張と、胸のあたりの圧迫感が強く確認された。
お腹まわりや背中の反応点を中心に調整し、体のこわばりがやわらいでいくのを実感された。
施術後は「少しお腹が空いた感じがする」とのこと。置鍼の時間中にリラックスされ、表情もやわらいでいた。

2回目は「朝のムカムカ感が減って、なんとなく調子が良い感じがある」との報告。
同様の施術を行なった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 腰海 L
• 胞肓 LR
• 築賓 LR
• 曲泉 LR
• 玉竧 LR

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

症状スコア

まとめ

朝の吐き気というつらい症状に対し、2回の施術で改善の兆しが見られた症例。
体のこわばりが強く、内臓の不調が筋緊張として現れていた可能性が高い。
薬だけでは改善しにくかった逆流性食道炎の症状が、体のバランスを整えることで軽減されたことは、今後の生活改善やセルフケアにもつながる好事例といえる。

担当スタッフ

山岡　凌

症例の鍼灸院：山岡鍼灸院