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症例の鍼灸院:鍼灸TAKA

NEW突発性難聴による耳鳴りと聴力低下

   

NEW突発性難聴による耳鳴りと聴力低下

医師による診断:突発性難聴

症状

鍼灸の症例「突発性難聴による耳鳴りと聴力低下」(有松駅)

症例者は10日前から左側の耳鳴りを自覚し、耳鼻科で聴力検査を受けたところ左耳の聴力低下が認められた。近所の耳鼻科ではステロイド治療ができないと言われ、総合病院を紹介されたが、鍼治療を試したいとの希望で来院した。医師からは突発性難聴の疑いと診断されていた。耳鳴りはブーンという音が常に続いており、日常生活においてわずらわしさを感じていた。また、肩こりの自覚もあり、初診時の触診では肩と首の緊張が強く認められた。

  • 来院者

    女性

    60 代

  • 期間

    2025年7月 ~ 2025年8月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    8回

施術と経過

初回施術では手や足の甲のツボに鍼をした。施術後、首の緊張緩和と可動域の改善は見られたが、耳鳴りや聴力に関する症状の変化は自覚できなかった。2回目以降も同様の方針で施術を継続した。施術を重ねるごとに徐々に症状が改善し、8回の施術後には耳鳴りがほぼなくなった。聴力検査の結果は不明であるが、症例者は耳鳴りの消失を実感していた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。

使用したツボ

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ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

本症例は突発性難聴の疑いによる左耳の聴力低下と耳鳴りに対して鍼治療を行った例である。初回施術では首や肩の緊張緩和が得られたものの、耳鳴りの変化は自覚されなかった。しかし、同様の施術を継続することで徐々に症状が改善し、8回の施術で耳鳴りがほぼ消失した。肩や首の緊張が耳周辺の循環に影響を与えていた可能性が考えられ、手足の甲のツボへの施術が全身の調整に寄与したと推察される。突発性難聴の疑いに対する鍼治療の有効性が示唆された症例である。

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