NEW腰の痛みとバク転練習の関係
症状

1ヶ月前からバク転の練習を始めたことをきっかけに、腰の痛みが出現した。痛みは脊柱起立筋の1〜5番まで広範囲に及び、特に右側に強く感じられる。立ってバンザイをして反る動作で痛みが増強し、うつ伏せで寝ると不快感がある。動作時のみ痛みがあり、安静時には痛みはない。日常生活には影響があるものの、特にバク転の練習ができないことが問題となっている。医療機関での診断や治療は受けていない。
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来院者
40 代
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期間
2025年2月 ~ 2025年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の触診では、肩甲骨の外縁、前腕の緊張が強く、背中の肩甲骨の内側にも緊張が見られた。動作確認では、バンザイして反ると痛みが強く出た。施術では、肩甲骨の外側、前腕、すね、足の甲に鍼を行った。初回施術後、バンザイして反る際の痛みがほとんどなくなった。その後、一週間後に再度来院し、同様の施術を行った結果、痛みは完全に消失し、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
バク転の練習による腰の痛みは、肩甲骨や前腕、すね、足の甲への鍼施術により改善が見られた。特に、肩甲骨周辺の緊張を緩和することが効果的であった。症状の改善により、バク転の練習が再開可能となった。今後は、練習前後のストレッチや適切なウォームアップを心がけることで、再発を防ぐことが期待される。
担当スタッフ
宮島 広介