NEW左腰の痛みで屈む動作が辛い
症状

左腰の痛みが主訴で、4日前から発症した。通常は放置すれば改善するが、今回は変化が見られず来院した。痛みは左の腰、特に腰椎の4、5番あたりに集中し、靴下やズボンを履く動作、丸まったりかがんだりする際に強く感じる。また、長時間座っていると痛みが増す。日常生活では、ズボンや靴下を履くのが困難である。慢性的に左膝にも痛みがあり、これが左腰の痛みに影響を与えている可能性がある。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、立位や座位での前屈動作に痛みがあり、右股関節の屈曲障害が確認された。施術では、胸椎、4番、5番の脊柱起立筋の緊張を緩和するために鍼を行い、左足、臀部、右の足の甲にも鍼をした。初回施術後、靴下を履く動作などの痛みが改善された。2日後には痛みが楽になり、2週間後に膝の治療で来院されたが症状の再発は見られなかった。
使用したツボ
まとめ
左腰の痛みは、慢性的な左膝の痛みが影響している可能性がある。施術では、背中や足の特定の部位に鍼を行うことで、動作時の痛みが改善された。症状の改善には1回の施術で十分であったが、慢性的な膝の痛みがあるため、今後も定期的なケアが必要と考えられる。今回の施術で得られた知見は、腰痛の原因が膝の問題に起因する場合があることを示唆しており、今後の治療方針においても膝の状態を考慮することが重要である。
担当スタッフ
宮島 広介