腰が抜けるような痛みで動けない
症状
2週間前朝起きて洗面所で顔を洗うために腰をかがめたとき、「ズキッ」と激痛が走りそこから動けなくなる。
整形外科にてレントゲンに異常なし。痛み止めの注射を打ってもらうが、腰は前にも後ろにも動かせない状態。近くの鍼灸接骨院に通うも状態は変わらず、日常生活・仕事において1日中姿勢を変えられないので冷や汗が止まらない。
腰を動かそうとすると「腰が抜ける」感覚で、前屈・5分程度座るだけで立ち上がるのが困難である。
2日後大切な商談があり腰が動けない状態を何とかして欲しいと、インターネットで検索した当院へ来院。
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来院者
男性
40 代
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期間
2017年2月 ~ 2017年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
動けない期間が長く、力を入れ続ける癖が身体の中で常態化されていた。
この間違った防衛反応を解くことが先決と考え、筋肉の緊張から姿勢を保持する左お尻のツボに大きな左右差と圧痛がみられた。左腰のツボに鍼をおこなうと共に消失。
腰が前後に動くことを確認し、さらに可動域を広げる目的で左太もも裏と膝のツボを使うと、左右筋肉の緊張と圧痛が逆転したため、右太もも裏にも鍼をおこない仕上げた。
翌日午前休を取って来院。10→5まで痛みは軽減し、慎重ではあるものの普通に歩けるようになる。腰の前後屈可動域が広がり、左右回旋は改善。
同様の方針で腰を前屈できるよう仙腸関節や尾骨の動きを良くする手と膝裏のツボに鍼をおこなった。
3診目、商談を無事終えられたこと、5→2まで腰の状態が改善したことを確認。
「後は自分で何とか出来そうです」との言葉を受けご卒業いただく。
使用したツボ
まとめ
呼吸が出来ていないことにより、身体が膨れ上がってしまい見動きが取れない状態だった。
身体が動くようになると、身体の内圧に余裕が出来るので自然に在るべき状態に戻ってくれる。筋肉の硬さが左右入れ替わったり痛む場所がコロコロ変わったが、前屈しやすくするという方針は変えなかったことが、すみやかな症状の改善に繋がったと考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎