コロナ禍以来みぞおちがゾワゾワとこみ上げてくる
症状
X−3年
新型コロナウィルスが流行し始め、俗にいう“コロナ禍”に突入。
連日流れてくる感染者数をはじめとしたTVの報道をみて、自分がかかったらどうしよう、孫にうつしたらどうしようという不安にかられた。
それ以来、みぞおちから胸にかけてゾワゾワとこみ上げてくるような動悸、みぞおちの痛みを常に感じるようになった。
心療内科を受診し、不安神経症と診断された。
3年悩んでいるので解決したいと思い、【自律神経 病院】とインターネットで検索されてご来院された。
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来院者
女性
60 代
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期間
2023年6月 ~ 2023年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
触診所見より背中や季肋部にかけて強い緊張がみられた。
その背中から季肋部にかけての緊張を取ることで動悸やこみ上げてくるような違和感の解決を図った。
初回から季肋部の緊張を取る目的で肩甲骨付近の筋緊張を緩めた。
加え、動悸につながっていることが考えられる背中の緊張を緩めた。
2回目の時点でみぞおちがすっきりした感じが得られた。
初回同様の施術方針で行った。
3回目
みぞおちから胸にかけてゾワゾワとこみ上げてくる感覚はみられなくなった。
心境的にもホッとして、気持ちも前向きになった。
現在はメンテナンスで経過をみているが再発はみられない。
使用したツボ
まとめ
みぞおちの硬さが引き起こした症例。
東洋医学的に胸脇苦満(きょうきょうくまん)と呼ばれる状態であると考えられた。
身体の状態が良くなることで気持ちの面でも前向きに変容した症例であった。
担当スタッフ
杉山英照