不安と緊張でお腹が痛くなる
症状
20年前から緊張したり、不安になるとお腹が痛くなる悩みがあった。
医師からは過敏性腸症候群という診断を受けている。
車、電車、トイレに行けないような行事などで症状が出やすい。
最近では仕事をしていて問題はない状況でも迷惑をかけているような不安にかられやすく、お腹が痛くなっていた。
下痢と便秘が交互に来るがどちらかといえば便秘の方が多い。
当院へはお子さんの卒業式、入学式、家族旅行時にお腹が楽になっていたいという思いがあり来院された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2022年3月 ~ 2022年7月
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頻度
月3回程度
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通院回数
10回
施術と経過
お腹の硬さをみていくと臍周囲および季肋部に硬さがみられた。
初回〜3回目
その時に卒業式を予定されていた。
必ず腹痛が起こる状況ではあったが問題なく参加することができた。
4回〜5回目
下痢ではなく、便秘気味。
以前に比べると腹痛になることが減ってきた。
その間にご家族で旅行に行かれたがトイレに行ける機会が少ない高速道路と入学式で腹痛にはならなかった。
6~8回目
ここから施術の感覚を広げていった。
調子がいい人悪い日が出てきていたがいい時の方が多くなってきた。
便秘気味ではあったが腹痛が激減した。
9~10回目
大きくお腹の調子が崩れることはなくなった。
経過をみて気になるようならご来院いただく形になった。
使用したツボ
まとめ
過敏性腸症候群の症例。
今回の症例は精神的な不安が症状を増強させていた。
鍼灸でお腹の硬さが取れてくることで腹痛がへり、以前まで症状が出てくる状況でも問題がなくなってきた。
鍼灸の施術は不安感も軽減させることがうかがえるような症例であった。
担当スタッフ
杉山英照