立ち上がることが難しい腰痛
症状
1週間前にいつも座っていた座椅子が壊れ、床に座る生活が続いていた。すると、臀部を中心に痛みを感じるようになった。当初は患部に湿布を貼り対処出来ていたが4日前からは痛んでいた箇所が腰部・背部と広がったことで日常生活に大きな支障となってきた。床上生活が続いていたためか床から立ち上がる動きが一番辛い。また、家の中を移動するのにしても一歩一歩が前に出づらいことから当院へ連絡をいただいた。
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来院者
男性
80 代
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期間
2021年6月 ~ 2021年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
立ち上がる動きの改善に取り組みました。そこで注目したのは床上生活が続いたことで緊張してしまったハムストリングの緊張であります。ハムストリングと関連する肩甲骨外縁のツボに鍼をすると立ち上がりの動きがスムーズになり、腰部伸展時に痛みを訴えるようになりました。そこで、第五腰椎の緊張に注目し膝裏のツボに鍼をしました。仕上げに股関節の動きを整えることを目的に足指のツボに鍼をし動きを取り戻すと痛みも解消されました。
使用したツボ
まとめ
仰向けになれない、寝返り出来ないと言う急性腰痛で悩む方も多いと思います。本件では鍼の特性を生かし、上半身の緊張を解くことで施術をスムーズに進めることが出来ました。不慣れな床上生活が続くことで緊張してしまった腰部股関節部をツボを用いて、解すことで動きを取り戻し痛みも解消されました。
担当スタッフ
洲崎 和広