10年前からの坐骨神経痛と5年前からの片頭痛
症状
約10年前から長い時間歩くと右脚が痛くなり、その時に整形外科でみてもらうと『坐骨神経痛』と言われた。以降、連続して30分以上歩くことが難しくなった。今まで整体、整骨院、他整骨院へ行きマッサージ・電気治療を受けてきたが症状は変わらなかった。仕事を始めた5年前からは毎日のように左側頭部が痛くなる片頭痛もあり、毎日頭痛薬を鞄の中に入れている。これらと関連するものとして、問診時に婦人科系にトラブルが多いことを把握した。
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来院者
女性
20 代
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期間
2020年6月 ~ 2020年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
左側頭部・右ハムストリングに圧痛を確認しこのコリを解すべく施術を行った。婦人科系も考え、仙骨のツボに鍼をし、さらにハムストリングと関連する腰部のツボに鍼をした。
すると冷えていた下肢が温まった。次に下腹部にみられた緊張を足にあるツボで和らげるとさらに足が温まった。側頭部・ハムストリングの圧痛がなくなったことから施術を終えた、
2回目、『不思議と症状が出ていなく施術以来薬を飲んでいない。足も楽である』とのこと。同様の施術を行い、間隔を離して3回目も状態の安定を確認できた。そのため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
本症例のポイントは次髎の作用であります。10年来、5年来の症状に対してもしっかりと整理出来れば少ない鍼数でも十分な効果が得られます。そのことを証明できたと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広