突然起こった、腰が抜けそうな腰痛
症状
患者さんは、冬にスキー場のシーズン券を買って、スノーボードに週1、2回通っている、上級スノーボーダー。
シーズンオフの練習で、新しくできたエアーの練習場に行ってワンメイクの練習をする。
それから、何となく腰に軽い違和感があったが、特に問題が無かったのでそのまま気にせずに日常生活を送っていた。
練習から3日後の朝、起きてから中腰になった瞬間、「あっ!」という感じで腰が抜けそうになっり、その後、痛みがでる。
ギックリ腰になったと思い、その日の午後に来院されました。
ご本人は、久々に飛んだのが原因だと考えている。
改善目標は、仕事や日常生活に支障がない程度に改善できれば良い…とのことでした。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
来院された時には朝よりも症状が悪くなっていて、ゆっくりしか歩けず、腰が抜けそうな感じが続いていて、座っていると痛みが増し、立っている方が楽な状態でした。
動きのチェックを行うと、前屈、後屈、側屈に問題があり、靴下を履く動作や階段を上がる動作で痛みが出ていました。
触診すると、特に右腰部、右臀部に張りがありました。
施術は、股関節が固まってしまうとより腰に負担がかかるため、股関節の動きが良くなるツボに刺鍼。
次に、臀部に比べ腰部の方が痛みと張りが強かったので、腰部を調整する臀部のツボに刺鍼しました。
刺鍼後、腰と股関節が伸び、動きもある程度改善したため、1回目の施術を終了しました。
3日後に2回目の施術をするときには思った以上に改善されていて、普通に歩けるようになっていました。
1回目とほぼ同じ施術を行い、日常生活には問題なさそうなところまで改善したため、全施術を終了しました。
使用したツボ
まとめ
腰に問題が発生して直ぐに来院していただいたため、改善が早かったようです。
姿勢と動きの悪い部位が重なっていたため、施術に使うツボを選びやすい症例でした。
姿勢と動きはリンクするため、この2つの指標を見極めることが効果的な施術につながると確信できました。