かがんでから起き上がった際に痛めた右腰
症状
5日前から腰に違和感があり治療に行こうと思っていたところ、しゃがんでから立ち上がった際にギグッと右腰が痛めてしまった。ロキソニンを飲んでなんとか生活はしていたがまだ痛みやまたやってしまうんではないかと不安が残る。前かがみ、座っているのがきつい。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
腰の痛みに関わる臀部の緊張を取るため右ふくらはぎに鍼をして臀部の緊張が和らいだのを確認した。少し前かがみをした時の痛みは和らいだがまだ8割痛みが残っている。
次いで仙骨の動きに注目し、仙骨の運動と連動している脊柱の緊張を確認すると右側に緊張が確認できた。その脊柱の緊張を取るのに手のツボに鍼をしたところ痛みは3割ほど残るが前かがみの動きはだいぶ改善されスムーズになった。不安感はもう一息というところまできた。
仙骨の動きをスムーズにするため連動している肩甲骨のツボに注目をすると右に硬さが確認できた。その肩甲骨のツボに鍼をすると前かがみ動作は普段とあまり変わらない程度になった。
腰が痛くなる前に鼠蹊部あたりが詰まった感じがするとのことだったので動きを確認すると左側につまり感があり動きも少し悪かった。その動きを改善するために足の甲にあるツボに鍼をした。動いてもらうと左の鼠蹊部のつまりが軽くなった。
来院時に痛かった受付のイスに座ってもらうと来た時と全然ちがうとのことで不安感もだいぶなくなったのでこれで治療を終了した。
使用したツボ
まとめ
腰は身体の中でもよく動くところで、動きが悪くなる痛みが出てしまう。その動きはあらゆるところの影響を受けており腰にその原因があるわけではない。脊柱、肩甲骨、ふくらはぎ、など腰の動きの制限をかけてしまうポイントをしっかり捉えることができれば早期回復が期待できる。