下痢と吐き気で食欲がない
症状
学生時代から腹痛を伴った下痢、腰や肩・首の痛みに悩んでいた。
3ヶ月前の結婚を機に毎日料理を作る様になり、少し下を向いているだけで、下痢と吐き気がずっと続くようになり食欲が消失。
リュックを持つだけで、貧血も頻繁に起こる。生理痛前後の吐き気は1週間以上続くため、ヤーズ配合錠を服用している。
3ヶ月後に結婚式を控えていたので、この状態を改善したいと友人の紹介で来院。
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来院者
女性
28 歳
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期間
2018年11月 ~ 2019年3月
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頻度
月3回程度
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通院回数
8回
施術と経過
背筋を伸ばさないといけないという意識した姿勢によって、常に胃に力が入った状態が染み付いていた。
楽な姿勢を許可してあげることから、スタートしてもらう。
IBS症状特有のお腹の緊張を複数確認。
首の可動域拡大とお腹の緊張を緩和させる目的で、手と足のツボに鍼をおこない良い変化が見られたところで施術を終える。
2診目、施術当日、翌日と食欲回復するも、新婚旅行の準備でストレスが掛かり再発。同様の施術。
4診目、生理痛と貧血が大幅に緩和。
5診目、料理中の肩こりと緊張したときの腹痛を除いて、胃腸症状の頻度が減っている。
7診目、胃腸症状の消失後、安定した状態が続いている。結婚式も無事迎えられそうである。
8診目、無事結婚式を体調を崩すことなく、楽しく迎えられた。
体調の波はあるものの、メンテナンスをしてもらえる安心感から、大丈夫な状態を保てている。
海外の新婚旅行にも無事行けたことで自信にもなった。引き続き経過観察をおこなっている。
使用したツボ
まとめ
通院頻度が月2回にも関わらずここまで改善したのは、毎回の施術で日常の在りようを見直すポイントを、素直に実践してくれたからだと考える。
ストレスを受けやすい体質だとしても、体には必ず反応が出ている。
今回であれば、首とお腹の緊張、無理をした姿勢が要因だった。
何度も何度もその反応をツボを利用して緩和していくことが、結果的に体質改善の一番の近道になると証明できた症例である。
担当スタッフ
紅露 啓太郎