毎朝起きたときに、ズキズキと頭が痛い
症状
長年頭痛持ちで痛いと思うと、ロキソニンを飲んでしのぐことが常習化していた。
1週間前右の奥歯の虫歯治療をしてから、朝起きたときの頭痛がひどくなり、痛み止めを飲んでも良くならない。
同時に肩首のコリ感も強くなり、仕事にも差し支えが出てきた。
当院に通院していたご主人の紹介で来院。
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来院者
女性
49 歳
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期間
2018年12月 ~ 2018年12月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
背中〜うなじにかけての緊張が強く身動きが取れていない状態だった。
そのため夜寝ているときに寝返りが打てず、朝起きたときの頭痛がひどくなっていると考えた。
ふくらはぎと仙骨(お尻の骨)のツボそれぞれ両側に、鍼をおこない10分程ゆっくりしてもらう。
背中とうなじの緊張が緩和されたことを確認後、
右顎周囲の緊張、お腹の緊張緩和を目的に手足のツボに鍼をおこない仕上げた。
5日後、前回施術翌朝から頭痛が消失。
肩首のコリ感は残るが、頭痛薬を一度も飲まずに済むまで緩和。
同様の内容に、肩甲骨のコンディションを良くして施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
ご本人は頭痛が悪化した要因は虫歯治療にあるので、虫歯が治るまでは頭痛も治らないと考えていた。
虫歯治療はあくまできっかけで、必ず身体の構造、性質に原因は隠れている。
今回は歯医者で背中やうなじ、顎に過度の力を入れた記憶が、身体に残ってしまったことが原因だった。
一つ一つ丁寧に紐解いていくと解決策は必ずあることが分かる症例である。
担当スタッフ
紅露 啓太郎