ぎっくり腰のときから残った脚の痛みや痺れ
症状
2か月前にぎっくり腰になり、そのときは整形外科を受診し安静と薬物療法で痛みを感じなくなった。しかし、脚に痛み・痺れが後遺症としてあり整形外科で相談しても『様子をみてください』と言われ積極的な治療行為は行われず、生活していても不快に思えるため相談をいただいた。
ズボンを履くときや排便のときなど腰に屈曲動作が加わると痛みと痺れを感じ酷い時は常時感じるときもある。
デスクワークのため、仕事量が多いと症状も酷くなる。
-
来院者
男性
40 代
-
期間
2019年2月 ~ 2019年4月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
7回
施術と経過
腰の動き・臀部の緊張が本症状を招いていると考え施術を始めた。
動きでみると身体を横に曲げて屈んだ時に症状が誘発され、臀部の深いところに圧痛が見られた。
この動きを整えることと臀部の硬さを取り除くことを目的に手足のツボを使い鍼をした。また、痺れ症状と関連ある腰部にも強い緊張がみられたため鍼をした。
2回目のときには『仕事が忙しいはずなのに昼間に痛みを感じる事はなかった』
3回目のときには『朝に痛みと痺れを感じる』
4回目のときには『痛みは感じない。痺れ症状を感じない日もある、忘れる日もあったくらい』とのこと。
5回目~7回目は施術間隔を空けて経過をみた。症状が安定していたため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
臀部の緊張を解し腰部の動きを取り戻すことで症状改善へと繋げた症例であります。
ぎっくり腰で残った脚の痛みの正体は腰部や臀部の過緊張でありました。身体に触れる職業だからこそ症状を呈する部位に囚われず全体観察を行うことで改善することが出来ました。