自転車を持ち上げた瞬間に痛めたぎっくり腰
症状
娘さんと遊んでいて柵を越えるの為に自転車を持ち上げた瞬間、左腰にビキッと痛みが出て少しの間、動けなくなってしまった。
なんとか自力で家にたどり着くことはできたが痛くてずっと横になっている状態だった。
翌日の夜に大事なアメリカ出張を控えていたのでなんとかならないかとのことで、当院に来院されている奥様のご紹介で来院されました。
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来院者
男性
40 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年9月
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頻度
ほぼ毎日
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通院回数
2回
施術と経過
動きの確認をしてみるとどの動きも痛そうでしたが特に動き始めと前にかがむ動作の時に強い痛みが出る。
1診目
前にかがむ動作に着目しその動きと関連のあるふくらはぎのツボに鍼をして反応を見たところ、10度ほどで痛かったのが30度ほど動きが出た。その次に痛みがある場所に関連している膝裏のツボとふくらはぎのツボに鍼をしたところ、痛みが少し和らいだので1回目の治療は終了。コルセットを巻いてこられましたが帰りは巻かなくてもよいぐらいだったので固めない方が予後がいいことを伝え巻かないで帰ってもらいました。
2診目(翌日)
前日より痛みは和らいでいるが今の状態では出張は厳しそうとのこと。
まず前日と同じ場所に鍼をしたところ前かがみの動きはかなり改善された。
腰の痛みが和らいできたことにより股関節にも問題があることがわかった。
モモを上げる動作で股関節に痛みが出るとのことだったので改めて座って検査すると左股関節の動きが悪い。
その動きに関連する足の甲のツボに鍼をやったところ、座って脚を上げる動作をしても問題なくなりました。
股関節が良くなり腰の痛みもほとんど取れ、この感じだったら出張もいけそうなので治療を終えた。
後日、出張も無事行けたとご連絡がありました。
使用したツボ
まとめ
自転車を持ち上げた際にポジションが悪かったからか、ふくらはぎや足趾に過剰な力が加わったことによって局所的に強い緊張が出たと考えられる。頭の中に腰と脚の連動がイメージでき、原因点にアプローチできたことが早期治癒につながった。