NEW数ヶ月続く下腹部の痛みと腰痛
症状
40代女性が数ヶ月前から急に始まった下腹部の痛みを主訴として来院した。症状には波があるものの、常に下腹部が気になる状態が続いていた。来院前は痛みで飛び上がることもあり、日常生活に支障をきたしていた。医療機関での診断や治療は受けていなかった。初診時の触診では、下腹部やへそ左右に緊張が認められた。また、下腹部の痛みに関連して腰痛も訴えていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初回施術では、腹部と腰部に関係が深い手や臀部のツボに鍼を行った。施術後、痛みは少し改善したものの、まだ症状が残っていた。2回目以降の施術では、足のツボへの施術を追加する方針とした。施術を重ねるごとに症状は徐々に改善し、3回目の施術時点で痛みがほぼ感じにくくなっていた。この時点で、以前は痛みで飛び上がることがあったが、今はなくなったとの報告を受けた。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなく、3回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
数ヶ月前から続く下腹部の痛みに対して、腹部と腰部に関係が深い手や臀部のツボへの施術を中心に治療を行った。初回施術後も症状が残存したため、2回目以降は足のツボへの施術を追加した。この治療アプローチにより、3回の施術で痛みがほぼ消失し、以前は痛みで飛び上がることがあった症状も改善された。下腹部の緊張を緩和するために、局所だけでなく手足や臀部のツボを組み合わせた全身的なアプローチが効果的であったと考えられる。

















