NEW床に落ちた物を拾おうとした時に起きたギックリ腰
症状
来院の前日夜、床に落ちた物を拾おうとした際に腰部をグキッと痛めた。
特に左側の腰に痛みが強く、しゃがんだり屈んだりする動作で痛みが増強する状態であった。
歩行も辛く、日常生活における動作の一つ一つが恐る恐るになるほどの支障をきたしていた。
初診時の触診では、前屈などの可動域制限が認められ、腰部や臀部に著明な硬さが確認された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年11月 ~ 2025年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、脚、臀部、肩のツボに鍼をした。
施術後、前屈などの可動域が施術前より広がった。
2回目の来院時には初回よりも可動域は改善していたが、腰から背中にかけてドーンと重たい感じが残るとのことであった。
そのため、可動域をさらに広げることを目的としながら、腰まわりの硬さをゆるめる施術を行った。
3回目の来院時には、痛みや重怠さ、可動域制限もなくなり、動作がスムーズになった。
2回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
床に落ちた物を拾う際に発症した急性腰痛の症例である。
初診時には左腰部の痛みと可動域制限、腰部・臀部の硬さが顕著であり、日常生活動作に大きな支障をきたしていた。
脚、臀部、肩のツボへの施術により、初回から可動域の改善が見られた。
2回目の施術では残存していた腰から背中にかけての重怠さに対応し、腰まわりの硬さをゆるめることに重点を置いた。
その結果、2回の施術で痛みや可動域制限が消失し、動作がスムーズになった。
急性腰痛に対して、患部周囲だけでなく脚や肩のツボも含めた全身的なアプローチが有効であったと考えられる。
担当スタッフ
森部光葉














