NEW仕事に支障をきたす慢性頭痛と吐き気
症状

月に数回の頭痛が2ヶ月前から悪化し、背部から後頭部にかけてのズキズキする痛みと吐き気を伴うようになった。首肩のこりが強く、痛みにより睡眠障害も出現している。症状の悪化により仕事を休むことが増え、休日は回復のために横になって過ごすことが多くなっている。病院での投薬治療を受けているが、一時的な痛みの軽減に留まっている。
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来院者
女性
30 代
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期間
2024年10月 ~ 2025年1月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時、首肩の可動域制限と圧痛を確認。手のツボと背部のツボを用いた施術により、首肩の緊張緩和と可動域の改善が得られた。継続施術では、首肩の緊張緩和に加え、顎や背中など全身の緊張緩和を目的としたツボを用いた。15回の施術を要し、体の緊張が徐々に改善するとともに頭痛の頻度も減少した。施術期間中に症状の再燃があったが、首の緊張と背部への施術で対応した。
使用したツボ
まとめ
慢性的な頭痛が増悪し、日常生活に支障をきたしていた症例である。首肩の緊張と全身の過緊張状態が症状の背景にあることが判明し、これらに対する段階的な施術アプローチが有効であった。手のツボと背部のツボを組み合わせた施術により、全身の緊張緩和と頭痛の改善が得られた。再燃時には同様のアプローチで対応し、症状のコントロールが可能となった。