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頭がピリピリ痛む「後頭神経痛」に鍼灸が効果的な理由

頭がピリピリ痛む…でも病院の検査で異常は無い

「後頭神経痛」という頭痛をご存知でしょうか。頭痛と言えば「片頭痛」や「緊張型頭痛」が有名ですが、後頭神経痛の特徴はそのどちらにも当てはまりません。

 

・後頭部の頭皮がピリピリ・チクチク痛む

・頭皮や髪の毛を触るとキリキリ・ヒリヒリ痛む

・一瞬ズキッとする電撃的な痛みを繰り返す

・頭皮の感覚の鈍さ・違和感を感じる

・痛み止めを飲んでも効かない

 

後頭神経痛は「神経痛」と名のつく通り、ピリピリ・チクチク・ズキッと言った神経痛のような痛みが特徴です。

 

「脳の病気かもしれない」と病院に行き検査を受けても、異常が見つからないケースが多くあります。

 

原因は後頭部の筋肉の過緊張

 

後頭神経痛の原因は、後頭部の筋肉の過緊張により後頭神経が過敏になった状態だと私たちは考えています。実際に、後頭神経痛で来院される方の身体を診ると、後頭部やそこにつながる筋肉が強く緊張しています。そして、その緊張を和らげると痛みも治まります。

 

では緊張している筋肉をマッサージしたり、直接鍼をすれば改善するのか…と言われると、そうではありません。むしろ緊張している筋肉に刺激を与えると、かえって症状が悪化してしまうケースもあります。

 

また一時的に症状が治まったように見えても、すぐに症状がぶり返すこともあります。理由は、後頭部の筋肉を緊張させている原因が別の場所にあるからです。

 

仮に緊張している筋肉を直接ゆるめても、別の原因があれば再び筋肉は緊張し、ピリピリ痛む症状が戻ってきてしまいます。

 

後頭神経痛を改善するツボ

後頭部の筋肉の緊張を引き起こす「原因」は、日常のいたる所にひそんでいます。

 

例えば、パソコン作業。一日中同じ姿勢で座っていると、背中や腰に負担がかかります。臀部や太ももの裏には体重がかかり、イスで圧迫されています。ずっと同じ角度で固まった肘、一日中タイピングしている指先…。

 

なにげなく日常で繰り返している動作が引き金になり、後頭部の筋肉の緊張が生まれます。

 

その緊張を生みだす「原因」を見つけ、適切なツボに鍼をすることが後頭神経痛の改善につながります。