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症例を投稿した鍼灸院:養気院

NEW「脊柱管狭窄症」と診断された腰臀部の痛み

NEW「脊柱管狭窄症」と診断された腰臀部の痛み

症状

来院10日前より突如発症した腰痛を主訴に来院した。「脊柱管狭窄症」と診断され、電気治療を受けていたが症状の改善は見られなかった。仙腸関節周辺と左臀部に強い痛みがあり、症状の程度は発症時から変化がなく、体を反らしたり仰向け、うつ伏せになる際に痛みが出現していた。また、歩行時にも疼痛が出現し歩行が困難であり、就寝時の体位によって痛みが生じ、入眠困難な状態であった。加えて、やや便秘の症状も認められた。

  • 来院者

    男性

    70 代

  • 期間

    2024年9月 ~ 2024年10月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    7回

施術と経過

初診時、腰椎の脇や左臀部に著明な筋緊張と圧痛が認められ、歩行開始時と後屈時に疼痛が出現した。肩甲骨周辺のツボと足のツボに施術を行い、緊張の緩和を図ったところ、痛みの程度は10から7に軽減した。2診目も同様の箇所に緊張が見られたため、緊張緩和を目的とした施術を継続した。3診目以降は腰臀部の緊張が徐々に緩和してきたため、動作の改善も目的としたツボを加えて施術を行った。4診目には睡眠時の痛みが消失し、7回の施術で症状は大幅に改善した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

本症例は「脊柱管狭窄症」と診断された腰痛に対し、緊張緩和を主眼とした施術アプローチを行った。特に肩甲骨周辺と足のツボへの施術が効果的であり、これにより筋緊張の緩和と疼痛の軽減が得られた。施術開始後、症状は段階的に改善し、特に睡眠時痛の消失は患者のQOL向上に大きく寄与した。緊張の緩和に応じて動作改善を目的としたツボを加えることで、より包括的な改善効果が得られたと考えられる。7回の施術で大幅な改善が得られたことから、本アプローチは類似症例に対しても有効である可能性が示唆された。

症例を投稿した鍼灸院:養気院

症例を投稿した鍼灸院

  • 養気院

  • 電話番号

    0270-74-3592

  • 最寄り駅・地域エリア

    群馬県伊勢崎市

  • 定休日

    日曜, 木曜

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